免震構造について

航空写真(文献1より)




免震装置(文献1より)


鉛ダンパー

積層ゴムアイソレーター

積層ゴムアイソレーター 一体型鋼製U型ダンパー

弾性すべり支承

構造的特徴(文献1より)

柱部材としてCFT(コンクリート充填鋼管構造)を採用している.
研究棟にはピロティ(吹き抜け部分)があり,ピロティ上部架構は,最上階に設けられた1階分の大トラスで吊る構造となっている.
教室棟と研究棟は7階まで一体となった構造である.
交流棟と教室棟のブリッジは,スライド・回転機構を持ち,±170cmの相対変位(水平全方向)を許容する性能を持つ.
6秒免震
免震層の設計許容変形=49cm,,設計限界変形=69cm,免震クリアランス=85cm


地盤,基礎の特徴(文献1より)

埋立地である.
支持層は,GLから35〜44mの埋没段丘歴層.
表層は,有楽町層が堆積している.
表層10mは液状化の可能性があるため,基礎底はGL-10m以深のシルト層としている.
鋼管杭(先端翼付回転圧入工法)


建築概要(文献1より)

工事期間 2003/6/6〜2005/9/30
敷地面積 30,000.26m2
建築面積 8,401.73m2
延床面積 61,934.86m2
規   模 地下1階,地上14階,塔屋1階
構   造 S造,免震構造(基礎免震)


引用文献
1)芝浦工業大学財務部施設課,(株)日建設計,(株)NTTファシリティーズ,(株)ジィー・バイ・ケイ編集:芝浦工業大学 豊洲キャンパス 建設記録,芝浦工業大学発行,2008年2月.

最終更新:2009/05/27