2025年度 土木数学2

目的 土木数学2では、確率統計と線形代数の基本的な事項について学ぶ。講義の前半では、確率統計の基本的事項を学ぶ。土木の分野では多種多様の実験データ、統計データに基づいて、土木構造物の計画、設計、施工そして維持管理が行われている。これらを客観的、合理的に行うためには、データの本質を見極めるための確率統計の知識が不可欠である。後半では、線形代数の基本的な事項について学ぶ。測量、構造設計などの多くの分野で、コンピューターによる大量計算が行われている。これらの計算の基礎となる数学が、線形代数のベクトルと行列である。本講義では、これらの基礎知識を身に付けることを目的とする。
教室 2301
時間 月曜日4限(15:10-16:50)
評価
担当 線形代数(No.1〜7)は紺野,確率統計(No.8〜14)は平林先生が担当

以下は紺野担当分を示します.
No. 月日 項目 内容
1 4/14 行列の基礎1 ・行列,ベクトルの演算
・行列の四則演算,転置行列,逆行列
・連立方程式の行列表示と解(エクセル(逆行列を利用)と手計算(掃き出し法)の両方で求める)
2 21 行列の基礎2
・転置行列,三角行列,対角行列,正則行列
・連立方程式の解が存在しない場合,解が無限に存在する場合
・逆行列
3 28 回帰分析と相関分析
・最小二乗法による回帰式の推定
・相関係数
4 5/5 固有値問題1 ※オンデマンド授業(スコーム)
・行列式
・固有値問題
5 12 固有値問題2 ・2自由度系の振動問題への応用
6 26 行列の応用1 ・写真測量,リモートセンシングのための画像処理
・回転・並進行列,アフィン変換
・射影変換,アダマール積
7 6/2 中間試験
5/19は大宮祭片付けのため休講