2025年度 地震防災工学

目的 本講義は,「地震防災工学」の基本となる構造物や地盤の動的挙動の原理や理論に重点をおいて行っている.これは,複雑に見える地震時の地盤や構造物の破壊現象も基本的には上記の原理や理論に従って起こるためである.従って,基本的な原理,理論を学習することによって、合理的に地震に強い都市造りが可能となる.本講義は,次の3つの柱からなっている.
    「構造物の地震応答理論」・「地盤の地震応答理論」・「耐震設計法」
なお,これらの理論を理解するためには最低でも土木解析1の内容を十分理解しておく必要がある.
教室 406
時間 水曜日1限(9:00-10:40)
評価 期末試験(100%)

No. 月日 内容
地震防災工学で学ぶこと
構造物の地震応答理論
1 4/16 バネ定数について
2 23 運動方程式の導出
3 5/7 運動方程式の解法,例題の計算プログラム
4 14 運動方程式の整理と初期値問題
5 21 減衰波形から減衰比の求め方
6 28 周期的な強制振動による応答,EXCELプログラム
7 6/4 応答スペクトル,例題の波形EXCELのプログラム
8 11 固有値解析@
9 18 固有値解析A
地盤の地震応答理論
10 25 動的パラメータ
11 7/2 地震波の増幅メカニズム
耐震設計法
12 9 震度法
13 16 震度法(演習)
14 23 期末試験

参考資料:1自由度系の振動解析プログラム(Excel)